「手足口病なら子どもの病気でしょう?」
最近、診察室でよく聞く言葉です。
ところが実際には、大人も感染します。
しかも、大人の方が症状が強く出ることも珍しくありません。
最近も、「のどが痛くて水も飲めません」という大人の患者さんが続いています。
最初は「ただの風邪」と思ってしまいます
手足口病は、初めから手や足に発疹が出るとは限りません。
最初は、
「のどが痛い」
「熱が出た」
「風邪かな?」
という症状だけで始まることも多くあります。
その後、口の中に痛い口内炎ができ、手のひらや足の裏に小さな発疹が現れて、「あっ、手足口病だったんだ」と分かることも少なくありません。
大人は「食べられない」ほど痛くなることがあります
子どもは意外と元気なのに、大人はぐったり…。
そんなケースも珍しくありません。
特に困るのが、口の中やのどの痛みです。
「つばを飲み込むだけで痛い」
「食事どころか水も飲めない」
というほど強い症状になることがあります。
一番怖いのは脱水です
食べられないことより、水分が取れなくなることが問題です。
尿が少ない、ふらつく、口が乾く…。
そんな時は脱水が進んでいるサインかもしれません。
無理をせず、早めに受診してください。
「子どもの病気」と油断しないでください
お子さんから家庭内で感染するケースは珍しくありません。
家族に手足口病のお子さんがいて、ご自身ものどの強い痛みや発熱が出てきたら、手足口病の可能性も考えてみてください。
手洗いをしっかり行い、タオルの共用を避けることも感染予防につながります。
「子どもの病気だから大丈夫」
そう思っていると、大人の方がつらい思いをすることがあります。
最近増えている印象がありますので、心当たりのある方は早めの受診をおすすめします。


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